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杉元さん:私は機内食の和食の調理を担当しています。機内食は一度に非常に多くの量を準備する必要があるため、食材のカット、火入れ、盛り付けなど様々な調理工程を分担して行います。その他にも、メニュー企画の時期にはメニューの考案、試作、レシピ作成なども行っています。新規メニュー考案は機内で提供されるおよそ1年も前から始めているんですよ。
藤代さん:私は機内食を航空機に搭載する業務の、担当便責任者をしています。
担当便責任者は、担当する出発便に搭載する「機内食」や「お酒」など、全アイテムの最終点検を行い大型トラックに積載、その後、大型トラックで航空機まで搬送・搭載をし、客室乗務員に確実に引き渡すことが業務となります。プレッシャーもありますが、それ以上にやりがいのある仕事と感じています。お客さまに安心、安全な機内食を楽しんで召し上がっていただけるよう、いつも心を込めて行っています。
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JALの機内食のこだわりを教えてください! |
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杉元さん:私が担当するのは日本を代表する「和食」ですので、日本のお客さまにはもちろん、外国のお客さまにも喜んでいただけるよう、旬の食材を彩り良く調理することで、季節感をお伝えできるように心掛けています。例えば夏でしたら、トマトや冬瓜、ナスなどを使用することも多いです。食材同士の色合いを考えたり、ソースにはジュレを用いるなど、涼しげな雰囲気をお伝えできるような工夫もしています。
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一日にどのくらいの機内食が提供されるのでしょうか。 |
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藤代さん:約4,000〜5,000食の機内食を提供させていただいています! 取扱い便数は1日におよそ20便程度です。1便あたり200〜300食の機内食を、いくつもの機内サービス用カートに入れて、チームワーク良く航空機に搭載していきます。
今のように暑い季節は、機内食の温度管理が重要です。機内食を運搬する大型トラックの荷台には冷凍機が設置されているので、暑い夏でもお食事はキンキンに冷やされているんですよ。航空機への搭載作業を終え、片付けで荷台に戻る瞬間は、とっても爽快です(笑) |
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今までの仕事で、印象に残る出来事はなんですか? |
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